用語集GROSSARY

掘削工法  トンネル用語集  タ行

項目 掘削工法
英語 excavation methods
独語 Aushubsverfahren、Vortiebsverfahren
仏語 mthode d'excavation、mthode de construction
意味

トンネル断面を掘削する工法には、地質、施工順序、断面積、支保工の種類などによっていくつもの名称がつけられており、これらの総称をいう。山岳トンネルでは、全断面掘削工法と部分掘削工法に大別され、部分掘削工法には、底設導坑先進上部半断面工法、上部半断面先進工法、ベンチカット工法、側壁導坑先進上部半断面工法などが代表的掘削工法である。木製支保工を常用した時代には、各国において独自に発達した工法として、国名をつけたイタリア式、 ドイツ式、ベルギー式、アメリカ式、新オーストリア式、イギリス式、日本式などの掘削工法が用いられていた。開削トンネルでは、縦割式部分掘削工法、溝断面掘削工法などがある。このほか、切羽を自立させるためのリングカット工法(核残し工法)とよばれる掘削工法がある。掘削工法の決定は、トンネル計画にとって重要であり、断面、延長、工期、工費などを考慮して、地下条件に適合した安全な工法を選定しなければならない。最近では、ロックポル卜、吹付け工を支保手段として、地山自体を支保と考えて計測を行いながら掘削するNATM工法(新オーストリア式の略)が主流となりつつある。木製支保工時代の新墺式とは別のものである。掘削方式の項参照

項目別 計画・設計

トンネル用語集 項目別

  1. ずり処理
  2. 一般
  3. 土留め路面覆工
  4. 地山安定処理
  5. 契約
  6. 安全衛生
  7. 掘削
  8. 支保工
  9. 機械設備
  10. 沈埋トンネル
  11. 測量・計測
  12. 環境保全
  13. 覆工
  14. 計画・設計
  15. 設備・維持管理
  16. 調査

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