競争によらず発注者が任意に特定の者を選んで契約する方式を随意契約という。随意契約は、①契約の性質または目的が競争を許さない場合、②緊急の必要により競争に付すことができない場合、③競争に付すことが不利と認められる場合、④競争入札に付しても入札者がないとき、落札者がないとき、⑤契約金額が少額で競争に付す必要がない場合、その他の場合に行うことができる。このうちで、特定の1人を選定して随意契約手続きを行うことを特命または特命随意契約という。