シールド鋼殻の一部で、先端部において切羽の安定を保ち、作業用のスペースと安全を図るために頂部を保護する部分をいう。フードの形状は地山条件により決められ、切羽の自立に難のある地山ではやや長めのフードが、切羽の自立する地山ではやや短いフードが用いられている。土質によって長いフードを必要とする場合には、固定フードの代わりにジャッキにより伸縮できるムーパプルフードを付け加えたものもある。固定フードの形状は、段切り形と円筒を斜めに切ったスランテッド形のものがある。